温めるか外気にあてるか
なにか新しいアイデアが出た時に、あまり余計なことを考えずに勢いでガンガン突っ走ってみる方法と、いったん冷却期間とか深く考えを練りこむ時間を持って熟成させる方法があります。人それぞれのスタイルにもよるし、得手不得手があると思いますが、経験的にいうと、そのアイデアをどのくらい継続させたいか?がどちらの進め方が相応しいか?のポイントであるように思います。
1ヶ月の短期勝負の企画であれば、1時間で書き上げる企画でいい。まだ湯気があがっているうちに食ってしまうほうがいい。でも5年もたせる企画であれば1時間で考えた企画を1週間寝かせて見直し、1ヶ月練り込み、3ヶ月寝かせてもいい。いろいろなケースがあるので一概には言えませんが、だいたいそんなものだと思います。
一気に作り上げると、気持ちの高まりの余熱を感じるような、勢いのある魅力的な企画ができることもありますが、少し時間を置くととても陳腐になってしまうものもあります。時間のフィルターを通して、周りの飾りが風化して本質だけが見えてくるからでしょう。そういう過程を生き延びられない企画は、世の中に問うても陳腐化するのが早いことが多いですね。
また、一旦寝かせて熟成させる場合でもその方法がいろいろあります。自分の中で”内考”を深めていく場合もあれば、いろんな人に話しながら意見を聞いてブラッシュアップさせていく場合があります。前者を思索的=内考型、後者は行動的=外考型としておきます。
内考で注意しなくてはならないのは、脳内で盛り上がってどんどん完成度を高めていくので、いざ周囲の人に意見を聞いたときに、自分の企画の守りに入ってしまうことです。根本的なことを指摘されても、企画全体を見直さないで部分修正で対応しようとすること。練りに練ってきた自信があり費やした時間も多いので、リセットボタンが押せなくなってしまうのですね。
逆に、外考で注意することは、周囲に話すことで頭の中の内圧が下がってしまうこと。自分の企画を語ることで、ある種の達成感、満足感を得てしまい、そこから次に進まなくなってしまうことです。
このように一長一短あるので、やはりバランスとタイミングが重要なのです。でも、僕自信もそうですが、このような取り組みか方をケースによって使い分けるというのは至難の業です。その人のパターンというがどんなときでも出てしまうのです。
僕の場合は、自分の考えやアイデアをさらっとサラウンディングできる信頼できる知人がいるので、内考+1~2名という場合が多いですね。特定の人には生煮えの状態でも話しますが、それ以上には話しません。それがどうも自分のリズムに合っているようです。
いずれにしても、最初に書いたように、どのくらいの継続性を求められている企画であるかによって、内向でも外向でもの期間を意識してみるといいと思います。
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